自己紹介①

今から4年前になりますが、新潟の松之山という山間地で有機農業や茅葺きをされている方のもとで1年間研修をしておりました。

研修の名目は簡単に言うと、過疎が進む村へ若者を呼び込み、昔ならではの山の暮らしを学んでもらうということでした。

お米を作りながら、茅葺職人として葺き替え仕事をしたり、牛飼いのアルバイトをしたりととにかく現代離れした生活でして、冬は3メートルを超える雪の壁に閉ざされて、除雪作業に追われる日々でした。

暖炉は薪ストーブ、家の真ん中には囲炉裏があって、100年前に戻って生活をしている気分でした。

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ヤギの散歩

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囲炉裏

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茅葺の葺き替え

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稲刈り

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 家

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茅刈

そんな生活は楽しい部分もあって、でもゆったりしているかといわれれば、とても忙しいような。季節の移ろいをダイレクトに感じながら生活することを当時19歳だった僕はとても魅力的に思いながら過ごしていました。

農的な生活。有機的で、何世代も後に続く暮らし方。かたくななナチュラル思想ではなく、ただ季節季節の仕事を作り本当の百姓のような生き方。

それが僕の理想となりました。

 

でも、1年の研修が終了したときにそこへ定住するという選択は下せず、インドへ行くというその目的のために山小屋で短期のアルバイトをしてお金をためて、ぼくは単身インドへ旅立ちました。

え?と思われるかもしれませんが、それくらい僕は阿呆な人間です。笑

明確な目的はなく、情けないですがただなにか遠いところにあこがれていて、それがインだっただけで。

それは言葉にすると現実逃避ということになりますかね。

一見するととてもアクティブで行動的にみえますが、見方を変えると目の前の現実から逃げるためなら周囲が何故?というような突発的な行動をしてしまうとも言えますし、むしろ僕の場合はその現実逃避的な癖や考え方のほうに偏っているなあと感じています。

インドではまあ書ききれないくらいの出来事があったのですが、それは面倒くさいので書きません。笑

 

帰国後は、結局農業しかやりたいことがなかったので、インドで知り合った方のおじいちゃんが偶然にも僕が住む甲賀市の横、伊賀市で農業をされていて農薬などを使わずに作物を栽培されているとお聞きして、帰国後その足で会いに行きました。

そして、農業などのお話をいろいろ聞く中で、なぜか話はそれていき宗教勧誘に代わっていたのでした…汗

 

続きは明日。